モコモコの作り方

らんちゅうやオランダ獅子頭など頭がモコモコしている金魚を見ることもあると思います。あのモコモコは頭と頬っぺたで名前が変わります。頭の部分は肉瘤(にくりゅう)といいほっぺたはフンタンといいます。

ですがモコモコしている金魚は高額で販売されていることが多いです。もし今飼育している子があんな風になったらいいなーと思う方は多いはずです。そんな方にモコモコの秘密をご紹介!

1.一番の要因は遺伝

そうですモコモコは遺伝でほとんど決まります。肉瘤は成長とともに発達しますが黒子の時点で発達するかしないかはわかります。生後50日程度で大きく変わります。小さいサイズでモコモコしている金魚はほぼ見ることはないと思いますがこれは養殖場・ブリダーが選別してスペックの高い子は成長させるために囲っているので市場に出ることはほとんどありません。

なので購入時に肉瘤が出ていない小さい子は将来立派な肉瘤になることはほぼありません。

2.発達する子を目指すなら稚魚を買う!

肉瘤の発達は稚魚の時期が一番大切です。大きくなってからでは成長に差はほぼ出ません。ポイントは稚魚の栄養の吸収はとても早く理想は一日中エサを食べれる環境です。そのためミジンコ等生き餌はおすすめです。人工フードの場合は1日5回あげるといいです。

エサをたくさん与えるということはその分水が汚れます。この成長期はガンガン水を変えて新鮮な水で飼育します。

3.あとはあまり気にしなくてOK!

以前は肉瘤は脂肪だと思われていてエサも高たんぱく高脂質な物を推奨されていましたが実はコラーゲンということがわかりエサではあまり成長に差がないことがわかりました。ほかにも過密飼育は避けるとか水深は浅くするといわれていましたが成長には影響ないことがわかっています。


このようにモコモコらんちゅうが欲しいのであればモコモコの親を購入し繁殖・信頼できるブリーダーから稚魚を購入ということになります。