松かさ病の治療

2024年05月14日

この病気の症状は鱗が逆立ち松ぼっくりのような状態になる病気です。原因は水質の悪化、消化不良により細菌感染により発症します。そして残念ながら現在明確な治療法は見つかっておりません。

その為、未然の予防が大切になってきます。定期的な水替えできれいな飼育水で育てることが大切になってきます。

まず初期症状ですが鱗が浮き始めます。違和感があればこの段階で治療を始めます。又、体が出血により赤い点がみられることがあります。いわゆる「赤斑病」です。この段階ではまだ元気です。

次のステージに進むと目視で明らかに鱗が浮きます。さらにフンが出なくなります。これは本来は排出されるはずの水分を出すことができず体に水が溜まることで起こります。同時に内臓疾患になります。

最終段階は泳ぐことがなくなり体の水分がさらに溜まり出目金のように目が浮き上がります。フンが排出できないためお腹の中で腐敗が進み最終的にエラに細菌感染し☆になってしまいます。

松かさ病の治療方法ですが原因はエロモナス菌です。この菌が体内で増えることで発症します。その為、体内に入る薬浴での治療になります。代表的な薬は観パラやグリーンエフゴールドでの治療になります。治療中はフンが出にくいのでエサはあげません。この菌は26度を超えると活発になるので25度以下で管理します。

治療の難しい病気なので日頃の水替え、消化の良いエサで管理することが大切です!